出航するおけさ丸に向かってライトを掲げ、平和への思いを新たにした参加者=佐渡市の両津港
出航するおけさ丸に向かってライトを掲げ、平和への思いを新たにした参加者=佐渡市の両津港

 太平洋戦争末期に米軍機の銃撃を受けた佐渡汽船の初代「おけさ丸」の犠牲者を追悼する「佐渡ピースキャンドルプロジェクト」が、新潟県佐渡市両津湊の佐渡島開発総合センターなどで開かれた。市民や関係者ら約100人が参加し、平和への思いを新たにした。

 資料などによると、おけさ丸は1945年8月10日、新潟港に着岸する際、米軍の艦載機による機銃掃射を受けた。乗客ら15人が亡くなり、23人が負傷した。

 戦争の悲惨さや命の尊さを語り継ごうと、佐渡地区平和集会実行委員会が、銃撃被害から78年となる8月10日に開催した。

 佐渡市内の教員2人が、事件の概要などを説明した。新潟市に出かけ、新潟港周辺で米軍からの被害を...

残り196文字(全文:496文字)