
関東大震災から復興する東京・浅草の様子。白黒写真(上)をAIで彩色(中央)、さらに当時の資料を参考に色彩を修正した(東京大の渡邉英徳教授提供)
幕末から昭和初期に撮影された白黒写真を人工知能(AI)などを活用してカラー化し、教科書に載せたり博物館に展示したりする動きが広がっている。この活動に力を入れる東京大学の渡邉英徳教授は「写真が持つ可能性をテクノロジーで広げ、過去の記録を身近に感じてほしい」と説明。画面に表示した写真の中でアバター(分身)を動かす新たな研究も進める。
広島の原爆被害の写真や...
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