北京冬季五輪のスキー・ジャンプ混合団体で、高梨沙羅選手(25)が1回目の飛躍でスーツの規定に違反し失格となった。
失意のまま臨んだ2回目のジャンプに胸を打たれただけに、インスタグラムに投稿した謝罪文を読んで、ここまでしなくてはいけないのかと疑問を持った。
過去の五輪では、県勢の失格があった。1992年バルセロナ五輪のレスリングで計量を忘れた原喜彦さん(58)だ。原さんに高梨選手の失格について聞いた。
「かわいそうで見ていられなかった」と原さん。自身と重ね合わせたのかと思ったが、「無名だった俺とは全く違う」と断じた。
高梨選手が小さい頃からメダルを期待され、競技と関係ない容姿までメディアで話題...
残り310文字(全文:610文字)