
日米開戦82年に合わせ、打ち上げられた慰霊の花火=8日午後5時ごろ、長岡市
旧日本軍が米ハワイの真珠湾を攻撃してから82年となった12月8日、攻撃を指揮した連合艦隊司令長官、山本五十六の出身地である新潟県長岡市で、慰霊と平和の願いを込めた花火「白菊」が打ち上げられた。夜空に咲いた真っ白な大輪を市民が見つめ、世界中の戦争犠牲者へ鎮魂の祈りをささげた。
市民有志でつくる実行委員会が開戦70年の2011年に打ち上げを始め、13回目。信濃川河川敷で午後5時ごろから3発の花火を上げた。太平洋戦争の犠牲者や、今も続く戦争やテロの犠牲者を慰霊する2発の「白菊」、平和への願いを込めた金色の「金冠」1発が夜空を染めた。
毎年見に来ているという新潟市北区のフリーター、五十嵐浩さん(59...
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