能登半島地震を受けて新潟県見附市は1月4日、洋式トイレを搭載した「トイレトレーラー」1台を、大きな被害があった石川県能登町に派遣した。市によると、この設備を所有するのは県内の自治体では見附市のみ。被災地ではトイレが不足しているといい、けん引車に積んだ毛布などの支援物資と合わせて役立ててもらう。
見附市の稲田亮市長は1月4日午前6時過ぎ、市役所前で、被災地へ向かう上下水道局などに所属する職員3人に「大変な被害が連日報道されている。十分に気を付けて」と激励した。職員は現地でトイレを設置し、戻ってくる予定。
トイレトレーラーはけん引車で移動でき、一般家庭用とほぼ同じ大きさの水洗トイレ4室を備える。トイレとして1200〜1500回の使用が可能で、着替えや授乳にも使える。能登町から災害支援団体を通じて要請があった。
支援物資として毛布130枚、飲料水144本、クラッカー144袋、携帯トイレ480セットを積んだ。
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