
MD-Farmが開発しているイチゴ植物工場の内部の様子。完全無農薬栽培を実現したという(MD-Farm提供)
イチゴ無農薬栽培の植物工場技術を開発している新潟県新発田市の「MD-Farm」が、農林水産省のスタートアップ(新興企業)を支援する事業の対象に採択された。2027年度までに最大で約9億3千万円が支給される大型支援となる。
MD社が採択されたのは「農水省中小企業イノベーション創出推進事業」。国経済をけん引するスタートアップの育成を掲げる政府が22年度に設けた事業で、研究段階を終えた先端技術の実証を支援し、市場進出を後押しする。
農水省によると、今回は全国から111件の応募があり25件が採択された。県内企業の採択はMD社のみだった。「人手をほぼ介さずにイチゴを生産する植物工場技術」(農水省農林水...
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