
新潟県の魚沼地域の4JAが合併し、2月1日、「JA魚沼」(本店・十日町市)が誕生する。組合員総数は約4万人と、県内3番目の規模のJAとなる。魚沼コシヒカリの産地であり、ユリなどの花卉(かき)や雪下にんじんといった園芸作物の生産も盛んだ。高齢化で組合員数が減る中、合併により経営基盤を安定させ、スケールメリットを生かした農産物の販売力の強化を図る。農家の収入安定に向け、合併効果をどう出し、産地としての魅力を高めるかが問われている。
JA魚沼は、JA十日町(十日町市)、JA北魚沼(魚沼市、長岡市川口地域)、JA越後おぢや(小千谷市)、JA津南町(津南町)が合併してできる。
2022年度末時点のデー...
残り593文字(全文:893文字)