地酒だけでなく、自然食品の品ぞろえが充実した庄司屋商店=佐渡市両津夷
地酒だけでなく、自然食品の品ぞろえが充実した庄司屋商店=佐渡市両津夷

 入り口の脇には「佐渡」のまわしを着けたパグのイラスト。店内では絵にそっくりの2代目看板犬「おいで君」が迎えてくれる。

 1909(明治42)年に開業した庄司屋商店(新潟県佐渡市両津夷)。大正期は酒の販売のほか、自家製の「金山ラムネ」が看板商品だった。「井戸水で製造し、瓶詰めしてリヤカーで行商していたんです。結構繁盛していたようです」と店主の庄司裕三郎さん(64)が教えてくれた。

 「佐渡」にこだわる。島内五つの蔵の地酒は種類や大きささまざま取りそろえ、限定品も交流サイト(SNS)でこまめにPR。「島外の酒はあまり置いていない。佐渡の酒は最高においしくてどこに出しても恥ずかしくない。リピーターにな...

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