
米価の高騰を受け、佐渡市は市内五つの酒蔵に対して清酒製造に使用する加工用米の本年度の購入費用の一部を補助する。県が実施する酒造好適米の購入支援を補完する位置づけで、酒蔵のコスト増を緩和する。関連議案が市議会12月定例会で可決された。
加工用米は醸造工程で使われ、酒造りに使う米の4分の1から半分を占めるとされる。市によると、本年度の加工用米価格は60キロ当たり2万3800円で、前年から2倍近くとなる1万1000円ほど高騰。4〜5割増だった酒造好適米の値上がり幅を上回る。
佐渡酒造協会の要望を受け、市は国の臨時交付金を活用した支援を検討。60キロ当たりの高騰分の半額5500円の補助を決めた。
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