
新潟市の中心部
東京株式市場の日経平均株価がバブル経済期の1989年に記録した史上最高値を更新した2月22日、新潟県内の上場企業からは「好業績を伴う株価上昇で喜ばしい」と歓迎する声が上がった。ただ、相場をけん引するのは半導体関連株などが中心で、県内関連銘柄への波及は現時点で限定的。企業価値向上策の積極的な開示など、株価上昇に向けた取り組みを促す指摘も聞かれた。
岡三にいがた証券(長岡市)では22日朝から、顧客の問い合わせが急増。午後に日経平均が史上最高値の3万8957円44銭を更新すると、営業フロアに拍手が沸き起こった。エクイティ情報部の原田俊介課長は「バブル期以降ずっと止まっていた時間が、ようやく動き出した」と受け止める。
「自社も業績好調で、株価が上がっている。全体の流れに...
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