新潟県は3月4日、1月の能登半島地震に伴う県内中小企業の被害件数と金額が、2月22日時点で1201件、32億6800万円に上ったと明らかにした。県によると被害額はさらに膨らむ見通し。

 4日に開かれた新潟県議会2月定例会の常任委員会で県が説明した。

 被害状況は県が各市町村を通じて調査し、まとめている。1月29日時点では849件、16億2400万円だったが、一部自治体で調査が進んだため増加した。

 県によると、地域別では新潟市などで多くの被害報告が寄せられている。市町村や商工団体を通じた聞き取りによると現在までに、商品の入出庫を行う自動倉庫設備の損傷で商品の出荷に影響が出たり、液状化で建物が傾いた...

残り99文字(全文:399文字)