
「カタドール2023」の受賞酒を手に新たな市場開拓への意欲を語る下越酒造の佐藤俊一社長=阿賀町津川
南米チリの首都サンティアゴで開催された酒類コンペティション「カタドール2023」で、新潟県阿賀町津川の下越酒造が「金賞」を受賞した。日本酒市場として未開拓といわれる南米での受賞に、下越酒造は今後の輸出を見据えた手応えを感じている。
コンペで日本側のサポートをしている酒類小売販売「Be-Bridger」(川崎市)によると、カタドールは南米最大規模のコンペ。日本酒部門は2021年に創設されたばかりで、今回は約50銘柄が出品された。南米は市場として未開拓で出品数もまだ少ないものの、年々レベルは上がっており今後の発展が見込まれるという。
審査は2023年11月に行われた。下越酒造が出品したのは「蒲原...
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