もうすぐ彼岸の入り。雪消えも進み、暖かい日は外歩きが楽しみになってきた。

 十日町市の街なかで、昼ご飯を楽しんだ折、「衣(ころも)風土記」(松岡未紗著)という本で知った宮本公園に足を伸ばした。商店街から少し脇に入る、ひっそりした園内に京都・西陣の織物職人宮本茂十郎をたたえる碑が立つ。

 十日町では文政年間(1818~30年)、越後縮(麻織物)に代わり、絹縮(絹織物)が生産されるようになった。茂十郎は…

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