今年から販売日が5月31日、6月1日に変わった「お強の餅」
今年から販売日が5月31日、6月1日に変わった「お強の餅」

 新潟県上越市の直江津菓子組合(坂詰喜範会長)は、戦国武将・上杉謙信公の故事にちなんだ和菓子「お強(たち)の餅」の販売日を2カ月ずらして5月31日と6月1日とする。従来は春に販売していたが5、6月に売る季節の和菓子がないため、時期を変えることで切れ目なく折々の和菓子を楽しめるようにする。

 お強の餅は、謙信公が雪解けを待って出陣する兵士たちに初草を入れた餅を配ったという言い伝えにちなんでいる。草餅の中にこしあんを入れた「天」と、草餅を粒あんで包んだ「地」の2種類があり、直江津菓子組合は約50年前から毎年3月31日と4月1日に販売してきた。

 組合によると、2月のうぐいす餅や11月の川渡り餅など季節...

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