サトウ食品のパックご飯専用工場「聖籠ファクトリー」。敷地内に新工場を建設する=聖籠町
サトウ食品のパックご飯専用工場「聖籠ファクトリー」。敷地内に新工場を建設する=聖籠町

 サトウ食品(新潟市東区)は4月9日、新潟県聖籠町のパックご飯専用工場「聖籠ファクトリー」の敷地内に新工場を建設すると発表した。パックご飯の需要が急拡大しており、同社最大規模の約80億円を投じて生産設備を増強する。2026年12月の稼働を予定し、最大生産能力(日産)は20万食。生産増強や効率化によって拡大する市場ニーズに応える。

 サトウ食品は1988年、世界で初めて無菌化包装米飯「サトウのごはん」を発売した。近年、電子レンジで約2分間温めるだけで食べられる簡便性などが共働き世帯などのニーズをつかみ、市場規模が急拡大している。

 サトウ食品のパックご飯の年間生産数は2023年までの10年間で約2倍...

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