東京電力は4月18日、柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。7号機の原子炉に核燃料を入れる燃料装塡(そうてん)作業を報道陣に初めて公開した。前日の17日朝には制御棒を操作する動力装置のブレーカーが落ちたため作業を中断したが、その後の検査で異常は確認されなかったという。東電は部品を交換した上で17日深夜に作業を再開した。
東電は柏崎刈羽原発の再稼働東京電力福島第1原発事故を踏まえ、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地2市村が「同意」する地元の範囲だとしている。に必要な検査を行うため、4月15日に燃料装塡を始めた。17日午前7時過ぎ、制御棒を...
残り540文字(全文:743文字)