
タイナイ新工場で焼き上がった米粉パンを冷ますらせん状の装置=4月23日、胎内市
亀田製菓(新潟市江南区)のグループ会社で米粉パン製造のタイナイ(新潟県胎内市)は、自社敷地内に新工場を建設した。本格稼働は2024年9月ごろを予定し、生産量は従来の2倍程度になる見込み。亀田製菓は米粉パン事業の売上高を2030年に25億円とする目標を掲げており、生産体制を強化して目標達成を目指す。
タイナイは現在、二つの工場で食パンやベーグル、パン粉などを製造している。主に新潟県産米粉を使用し、グルテンフリーでアレルギー特定原材料28品目を含まないのが特徴。新工場では食パンを量産する計画で、工場の増設により県産米粉の消費拡大が期待される。
新工場は鉄骨造2階建てで延べ床面積は約2940平方メ...
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