
能登半島地震の影響でひびが入った田んぼの復旧作業を見守る男性=上越市西横山
新潟県上越市で最大震度5強を観測した能登半島地震から5月1日で4カ月。雪解けとともに農地被害が徐々に明らかになり、市内では農地や農業水利施設、農道で計117カ所の被害が確認された。5月中旬の田植えに向けて修復作業が急ピッチで進められているが、隆起など被害が大きい一部の田んぼでは復旧が遅れている箇所もある。
4月下旬、上越市西横山の山あいの田んぼに、ショベルカーの作業音が響いていた。ひびが入った表面の土をすくい取り、その下の基盤を固めた上で表面を整える。約9・5アールの範囲を修復するのに3日...
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