
能登半島地震の避難所でごみの収集作業に当たる新潟市の職員。市所有の収集車を使う直営部隊として活動した=4月、石川県珠洲市(新潟市提供)
能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市と輪島市で4月、新潟市職員が市の所有車を使い、避難所のごみ収集作業に当たった。新潟市内では、普段、ごみ収集の大半を民間の委託業者が担っているが、被災地に派遣されたのは、数少ない“市直営部隊”。被災地支援の一環として市職員が直接作業する取り組みで、臨機応変に現地に出向くことができるのが強みだ。
新潟市は、業務の効率化などからごみ収集の大半を民間業者に委託している。市内の集積所は約1万6千カ所あり、民間業者の収集車は約500台が稼働。市も所有する12台のうち6台を使って職員が集積所での収集作業に当たっている。
新潟市は今回の被災地派遣で、市所有のうちの2台を...
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