能登半島地震で生じた亀裂に水が染み込んで崩落したとみられる水田のり面=5月14日、上越市清里区
能登半島地震で生じた亀裂に水が染み込んで崩落したとみられる水田のり面=5月14日、上越市清里区

 能登半島地震の影響とみられる農地の崩落が、新潟県上越市清里区青柳で5月16日までに見つかった。水田1枚ののり面が長さ約26メートルにわたり崩れ、水田脇の市道に土砂が流れ込んだ。けが人や建物被害はない。市は市道を通行止めにしたが、解除や水田の復旧作業のめどは立っていない。

 上越市によると5月14日朝、水田のり面が崩落しているのを地域住民が発見し、板倉区総合事務所に連絡した。能登半島地震で生じた亀裂に、雨水などが染み込んで崩れたとみられる。崩落した土砂は長さ約26メートル、幅約12メートル、高さ約10メートル。田植えに向け、田には水が張ってあった。

 市の担当者は「早期復旧に取り組んでいく」とし、...

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