しりとりをしながら歩く本丸中の生徒たち=新発田市下内竹(しもないだけ)
しりとりをしながら歩く本丸中の生徒たち=新発田市下内竹(しもないだけ)

 新潟県新発田市の本丸中学校の全校生徒約500人が、32キロの道程を歩く伝統行事に挑んだ。市街地の緑町(みどりちょう)2にある現在の校舎への移転を機に始まり、今年で40回目。生徒たちは、阿賀町との境に近い赤谷地区までの間を励まし合いながら往復し、ゴール後は「疲れたけど楽しかった」と達成感に浸っていた。

 行事は「参勤交代の道・八里を歩く」と銘打ち、廃線となった赤谷線跡に設けられたサイクリングロードなどのコースを歩くというもので、5月11日に行われた。

 生徒たちは学校に集合した後、五十公野公園に移動し、午前8時にスタート。板山、赤谷、米倉などの地区に設けられた「関所」で通行証に判を押してもらいなが...

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