
二酸化炭素(CO2)を分離、回収するための設備=5月23日、北海道苫小牧市
二酸化炭素(CO2)を回収して地中に貯留する「CCS二酸化炭素(CO2)を回収(Capture)、貯留(Storage)する意味の略称で、発電所や工場の排ガスからCO2を分離し、地下深くに貯留する技術。発電や製鉄などの過程でCO2排出を削減しきれない分が残るため、脱炭素化に向けて期待されている。政府は2050年時点で、現在のCO2排出量の1〜2割に当たる1・2億〜2・4億トンの貯留を目指している。これまでの調査で、新潟県を含む国内11カ所で160億トンの貯留が可能だと推計されている。新潟県は全国で最大の貯留地があるとされる。」に関し、電力大手や石油開発会社などが出資する日本CCS調査(東京)は5月23日、北海道苫小牧市での貯留事業の施設を報道陣に公開した。事業は日本初の大規模な実証試験で...
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