学生に経済効果の分析の仕方について説明する黒岩直専任講師(奥)=柏崎市軽井川の新潟産業大
学生に経済効果の分析の仕方について説明する黒岩直専任講師(奥)=柏崎市軽井川の新潟産業大

 新潟県柏崎市の初夏の風物詩「えんま市」が及ぼす経済効果について、新潟産業大学(柏崎市軽井川)の黒岩直(なおき)専任講師(51)=経済学=のゼミが研究結果をまとめた。来場者らに行ったアンケートに基づき算出した柏崎市内への経済効果は、8億9127万円となった。市外へ流れた分を含めると16億2860万円に及ぶことが分かった。

 黒岩専任講師は、早稲田大大学院で産業連関分析について学び、2020年に新潟産業大に赴任。22年から学生と準備を進め、23年6月のえんま市を調査対象にした。

 会場と新潟産業大でアンケートを取り、「住んでいる地域はどこか」「宿泊はするのか」「1日で使う予定の飲食費・土産代」などの...

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