
アサヒが新たに生産する銅製のアイスクリームスプーン。手の熱が伝わりやすく、アイスを溶かしながらすくえる
カトラリーなどの金属製品を製造するアサヒ(燕市燕)は、熱伝導率が高い銅製品の展開に力を入れている。手の熱が伝わりやすく、硬いアイスクリームを溶かしながらすくえるスプーンの品ぞろえを拡充。唐草模様と竹をモチーフにし、デザインにこだわった2商品の出荷を年明けにも始める。
アサヒは1953年に洋食器製造業として創業し、2000年に銅製の鍋などを手がける会社を吸収合併した。銅はステンレスの約25倍という熱伝導率の高さが特徴だ。保冷にも優れた点を生かし、タンブラーなども生産してきた。
広くステンレスが採用されているカトラリーに銅を用い、アイス用スプーンを作り始めたのは10年以上前のことだ。銅はプレス機...
残り433文字(全文:733文字)











