春闘の中間まとめを発表する連合新潟の小林俊夫会長(右から2人目)ら=6月27日、新潟市中央区
春闘の中間まとめを発表する連合新潟の小林俊夫会長(右から2人目)ら=6月27日、新潟市中央区

 連合新潟は6月27日、加盟組合の春闘妥結状況(18日現在)の中間まとめを発表した。定期昇給分を含む賃上げの平均妥結額は1万2203円で、最終的な妥結額の集計が残る1991年以降で過去2番目に高い水準だった。全国的な賃上げムードの高まりが継続し、前年同期を3126円上回った。平均賃上げ率は4・40%だった。ただ物価高騰に賃金上昇が追いつかない状況は続いており、連合新潟は引き続き賃上げを求めていく方針。

 春闘の最終妥結額は91年の1万2746円が最高。物価高や人手不足への対応から2023年は妥結額が大幅に上昇した。2024年は政府や新潟県、経済団体などの働きかけで賃上げの機運が高まり、額をさらに...

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