
海開きに向けて準備が進むなおえつ海水浴場=6月28日、上越市
能登半島地震から7月1日で半年となる。津波被害を受けた新潟県上越市のなおえつ海水浴場では、本格的な海水浴シーズンを控え、海の家(浜茶屋)の建設が急ピッチで進んでいる。被災した海の家7軒のうち、2軒が資金繰りのめどが立たず営業を断念し、今夏は5軒が開設する予定。関係者は「例年より約1カ月遅れの建設だが、7月13日の海開きに間に合うようにしたい」と話している。
なおえつ海水浴場は、能登半島地震で津波が陸地を這(は)い上がった高さ「遡上(そじょう)高」が4・5メートルに上った。海の家7軒が被災し、そのうち2軒が倒壊した。
5軒はシーズンオフで解体されていたが、シートをかけて保管していた建物資材など...
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