
故郷・佐渡の伝統芸能や風景を題材にした作品ついて来館者らに説明する吉田志麻さん(左)=7月6日、新潟市西蒲区越前浜
「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録を後押ししようと、新潟県佐渡市出身の木版画家、吉田志麻さん=新潟市中央区=の個展が7月6日、新潟市西蒲区のぎゃらりー浜つばきで始まった。鬼太鼓やトキなど、吉田さんの故郷の風景を彫った作品が並ぶ。
吉田さんはアフリカを題材にした作品をライフワークとして制作し続けている。今回は、期間中に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が、佐渡金山を含む新規登録審査を行うこともあり、佐渡を題材にした作品を中心に約50点を展示した。
鬼太鼓をモチーフにした「祭り-おんでこ-」は、鬼の面を着けた2人が力強く太鼓をたたく姿を彩り豊かに表現。日本海に浮かぶ漁船の作品は、...
残り151文字(全文:451文字)