
水球男子の壮行会で、記念写真に収まる中村拓成さん(後列左から2人目)=6月、千葉県習志野市
パリ五輪の開幕が7月26日に迫る。競泳、水球など水泳競技は会期序盤にスタートし、日本勢の活躍が注目される。選手が最高のパフォーマンスを発揮するには、縁の下で支える存在が欠かせない。水泳ニッポンを支える新潟県人を紹介する。(運動部・渡辺伸也)=3回続きの3=
水球男子代表の支援スタッフはただ一人。新潟市西蒲区出身の中村拓成さん(35)=こん整形外科クリニック(新潟市中央区)=はトレーナーとして選手13人の体の状態に気を配りながら、プールに入る前のアップや外傷の処置などを一手に担う。「かなり多彩なスキルが求められる。トレーナー冥利(みょうり)に尽きますね」と笑顔を見せる。
東京の病院に勤めていた...
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