
高温下でのコメ栽培技術の周知を確認した新潟米生産対策会議=新潟市中央区
新潟県は7月11日、高温に対応したコメ栽培技術の周知を図る「新潟米生産対策会議」を新潟市中央区で開いた。今夏も高温が予想され、対策として出穂直前の追肥が効果的とされる。県は生産者に追肥の準備を呼びかけ、「平年並み(70%台)」の1等米比率回復を目指す。
2023年は8月の登熟期に異常高温に遭い、白未熟粒が多く発生した。1等米比率はコシヒカリで5%と過去最低水準に落ち込んだ。
会議にはJA全農県本部、JA県中と県農林水産部の幹部らが出席。今後の天気の見通しや現在の稲の生育状況が報告された。
新潟地方気象台の気象情報官が、ラニーニャ現象で北陸地方の7〜9月は気温が高くなり、特に8月は60%の確率...
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