
燻製卵「ジオの石」を手にする渡辺洋子さん=糸魚川市平牛
新潟県糸魚川市の養鶏業、渡辺鶏園が経営する洋菓子店「フェルエッグ」(糸魚川市平牛)は、新鮮な卵を塩と昆布でゆで、7日間燻(いぶ)した燻製(くんせい)卵の販売を始めた。糸魚川は「石のまち」でもあることから、燻製で黒々とした卵を「ジオの石」と名付けた。常温で1年保存が可能で、「お土産のほか、保存食としても活用してほしい」と呼びかけている。
フェルエッグは2006年に開店し、自社の卵を使ったシフォンケーキやプリンを販売してきた。最近は養鶏の飼料代が高騰しており、より付加価値の高い商品として燻製卵を加えることにした。卵の燻製加工を手がける業者が福島県にあり、作業を委託している。
フェルエッグ代表の渡...
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