
社民党の福島瑞穂党首
新潟県柏崎市で開かれた社民党の脱原発関連会合に出席するため来県した福島瑞穂党首が7月16日、新潟日報社のインタビューに応じた。東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。の再稼働東京電力福島第1原発事故を踏まえ、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地2市村が「同意」する地元の範囲だとしている。問題に対し「事故が起きれば古里を失うことになる。絶対に動かしてはならない」と述べ、再稼働の是非については県民投票などを通じ「住民である新潟県民が決めるべきだ」と強調した。次期国政選挙では野党間の連携を強めていく考えも示した。(報道部・天谷友紀)
-柏崎刈羽原発も...
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