
世界遺産委員会の審議の様子を視察する花角英世知事(左)と佐渡市の渡辺竜五市長(左から2人目)ら=26日、インド・ニューデリー
【ニューデリー=遠藤寛幸新潟日報記者】インドで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7月26日、新規登録に関する審議を始めた。現地を訪問中の新潟県の花角英世知事は、会場となるニューデリー市内の国際展示場を視察。27日に予定される「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の審議を控え、「いよいよ大詰め。(登録を)必ず実現できると思っている」と決意を語った。
花角知事と佐渡市の渡辺竜五市長は25日にニューデリーに到着。26日は会場となる「バーラト・マンダパム国際展示場」を見て回り、27日に向けて審議の流れを確認した。
終了後、渡辺市長は新潟日報社などの取材に「『佐渡金山を世界遺産に』と言ってから...
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