笹神なすを一つ一つ丁寧に収穫する本間大志さん=8月5日、阿賀野市飯山新
笹神なすを一つ一つ丁寧に収穫する本間大志さん=8月5日、阿賀野市飯山新

 新潟県阿賀野市笹神地区の伝統野菜「笹神なす」の収穫がピークを迎えている。薄い緑色にしま模様があり、しっかりした皮と柔らかい実が特徴。8月5日に丸々と育った笹神なすを収穫した生産者は「アクが少なくさっぱりした味わいを楽しんで」とPRしている。

 笹神なすはとげがあり栽培が難しく、収量も多くないため、一時期途絶えかけたこともある。しかし、2016年に市内の生産者らが特産化を目指して「笹神なす向上委員会」を設立し栽培に取り組んできた。今年は7人が約1000株を育てている。

 生産者の一人で、300株を栽培している阿賀野市飯山新の本間大志(たいし)さん(26)によると、今年は梅雨が長く日照不足で栽培には...

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