戦没者を悼み、変わらぬ平和を願った追悼式=15日、新潟市南区の白根学習館
戦没者を悼み、変わらぬ平和を願った追悼式=15日、新潟市南区の白根学習館

 79回目の終戦記念日を迎えた8月15日、新潟市南区の白根学習館で、戦没者追悼式が開かれた。参列した遺族ら49人は、南区内の戦没者1523人を悼み、改めて平和を願った。

 式典は1958年から旧白根市が毎年行ってきた。合併後は南区が主催している。

 正午に合わせ、会場では1分間の黙祷が捧げられた。南区の長浜達也区長が「記憶の風化が進む今、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを心に刻み、後世への継承と恒久平和の実現に向け努力していく」と述べた。その後、参列者が献花に並んだ。

 南区遺族連合会理事の長井新(しん)さん(89)は、2歳の頃、父がフィリピンで戦死。父との記憶はないものの「父を含め、多くの尊い命が失...

残り58文字(全文:358文字)