戦没者の遺族らが平和を祈り鳴らした「平和の鐘」=15日、妙高市二俣
戦没者の遺族らが平和を祈り鳴らした「平和の鐘」=15日、妙高市二俣

 戦没者を追悼する「平和の鐘」が終戦の日の8月15日正午、新潟県妙高市内の15の寺院で一斉に鳴らされた。戦没者の遺族や市民が参加し、恒久平和を願った。

 妙高市遺族会が主催。以前は新井別院(下町)で追悼式を行っていたが、炎天下で参列する遺族の健康面などを配慮し、2016年から各地域の寺院に市遺族会の会員らが集まって平和の鐘を突いている。

 西蓮寺(二俣)は、戦時中の金属類回収で鐘を供出したが、檀家(だんか)の寄付で17年に再び鐘が設けられ、20年から平和の鐘に参加している。市遺族会の4人が集まり、住職らと交代で鐘を鳴らして、手を合わせた。

 陸軍にいた父親が中国で戦死した市遺族会妙高高原支部長の岡田...

残り71文字(全文:371文字)