
戦時中の暮らしについて語る半澤トメさん=湯沢町
太平洋戦争の終結から8月15日で79年となった。戦いのさなか、子どもたちは学びの場から学徒動員で駆り出された。終戦を迎えても、空腹を抱える日々が続いた。大人が起こした戦争は、少年少女の目にどう映っていたのか-。当時、子どもだった人たちの記憶の糸をたどった。(5回続きの4)
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親子ほど年の離れた兄2人は、南方で戦死した。遺骨も遺品も戻らなかった。「何でうちばかり…」。悲しみに暮れる両親の姿が、今も忘れられない。
新潟県湯沢町の半澤トメさん(87)は、10人きょうだいの9番目として上田村(現・新潟県南魚沼市)に生まれた。1944年3月に次兄が、続いて長兄が出征した。物心ついたときには...
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