相川郷土博物館を視察する韓国の「現代日本学会」のメンバー=28日、佐渡市
相川郷土博物館を視察する韓国の「現代日本学会」のメンバー=28日、佐渡市

 日韓関係などを専門とする韓国の研究者でつくる「現代日本学会」の約40人が8月28日、新潟県佐渡市を訪れ、朝鮮半島出身労働者に関する展示が新設された相川郷土博物館などを視察した。

 学会には約300人が所属。日本などの視察は定期的に実施しており、今回は「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を巡って注目が集まる佐渡を訪れた。

 相川地区の観光施設「史跡佐渡金山」を見学したほか、...

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