上越信用金庫(新潟県上越市)は、上越地域の2024年4〜6月期の中小企業景気動向調査をまとめた。景況感を示す業況判断DIは、前期(1〜3月)から14・3ポイント上がってマイナス22・7となり、3期ぶりに改善した。対象とする6業種のうち5業種が改善しており、上越信金は「冬季に降雪等で落ち込んだ各分野の受注量が回復している。能登半島地震に起因する需要もあった」とみている。来期(7〜9月期)も改善傾向が続き、マイナス17・1となる見通し。

 業況判断DIは、業況が前年同期と比べて「好転」と回答した企業の割合から、「悪化」の割合を引いた数値。取引先322社が回答した。

 最も改善したのは小売業で、前期か...

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