
復興から得られた教訓を伝えることの大切さを再認識したパネルトーク=9月7日、長岡市大手通1
2004年10月に発生した中越地震から20年を迎えようとする中、災害の教訓を次代へつなげていこうと、新潟県長岡市のアオーレ長岡で9月7日、「復興のバトン」をテーマにパネルトークが行われた。参加した市民らは、記憶を引き継ぐとともに、活力ある地域の持続について考えを巡らせた。
地域防災の担い手を育てることを目的に、中越防災安全推進機構が行っている「中越市民防災安全大学」の特別講座の一環で、パネリストが20年を振り返って発言した。
中越防災安全推進機構の中林一樹理事長(76)は、復興基金について問題提起。中越地震では基金を扱う財団が被災者と話し合いを重ね、「地域住民が責任を持ちながら、復興を自分ご...
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