中越地震発生時の写真などを展示している「震災20年の歩み」=小千谷市民学習センター楽集館
中越地震発生時の写真などを展示している「震災20年の歩み」=小千谷市民学習センター楽集館

 2004年の中越地震から20年となるのに合わせ、被災状況や復興の歩みを振り返る写真展が、新潟県小千谷市の小千谷市民学習センター「楽集館(がくしゅうかん)」(上ノ山4)で開かれている。約60枚の写真を展示し、震災の記憶や教訓を伝えている。

 市とおぢや震災ミュージアムそなえ館が、小千谷市の災害ボランティア団体「SVTS風組」と共に企画した。

 土砂に埋もれた棚田や河道がふさがって浸水した地区、孤立した山間部の集落などを、震災直後に捉えた写真を展示。小千谷闘牛場が復旧していく様子や、各界の著名人が慰問に訪れている様子なども紹介している。

 小千谷市防災安全課の山﨑純一さん(32)は「被害の大きさを知る...

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