胎内高原ワイン用のシャルドネの収穫作業=胎内市蔵王
胎内高原ワイン用のシャルドネの収穫作業=胎内市蔵王

 新潟県胎内市で醸造される胎内高原ワインのブドウが、収穫期を迎えた。張りのある実は甘みを十分に蓄えている。生産する市の第三セクター「新潟フルーツパーク」のスタッフらが一房一房丁寧にはさみを入れた。

 ワインは市営の胎内高原ワイナリーが醸造する。畑があるのは黒川地域の高坪山の南西向きの斜面。昼夜の気温差や海風が吹き抜ける環境がブドウ栽培に適しているという。

 日中の最高気温が30度を超えた9月10日は、標高約150メートル地点で育てられたシャルドネの収穫作業が行われた。強い日差しの下でスタッフ10人ほどが、黄緑色の実を収穫した。

 新潟フルーツパークの田村貴洋(たかひろ)さん(28)は「今夏は昨年より...

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