一正蒲鉾が米国に輸出しているフィッシュナゲット
一正蒲鉾が米国に輸出しているフィッシュナゲット

 一正蒲鉾(新潟市東区)は、米国向けに練り製品「フィッシュナゲット」を開発し、2024年春から輸出している。現地バイヤーの声を生かした業務用商品で、スーパーの総菜コーナーなどで販売。今後は飲食店やホテルへの販路拡大を目指し、輸出事業をさらに強化する。

 フィッシュナゲットは、スケトウダラのすり身をニンニクやショウガで味付けした一口サイズの練り物。店舗で揚げて提供する。外側のカリッとした食感と、練り物では珍しいスパイシーな味わいが特徴という。

 国内で2021年に発売した鶏の唐揚げ風練り物「お魚ザンギ」を米国向けに改良した。23年に米国の展示会でお魚ザンギを出品したところ、現地バイヤーから1個のサイズが大きいとの指摘があった。そこで、米国でもファストフードでなじみのあるチキンナゲットを参考に一口サイズにし、商品名も北海道で鶏の唐揚げを指すザンギからナゲットに変えた。

 一正蒲鉾は...

残り418文字(全文:809文字)