シジミの生態などについて講演する日本シジミ研究所の中村幹雄所長=新潟市中央区
シジミの生態などについて講演する日本シジミ研究所の中村幹雄所長=新潟市中央区

 阿賀野川のシジミの資源保護や漁の活性化について考える研修会が新潟市中央区で開かれた。日本シジミ研究所(松江市)の中村幹雄所長(82)が講演し、「シジミが気持ちよく育つ環境を整えることが大切だ」と語った。

 新潟市の松浜地区と大形地区の2漁業協同組合でつくる阿賀野川漁業協同組合連合会が主催し、9月上旬に開いた。漁師や、川を管理する国、新潟県の担当者ら約40人が参加した。

 阿賀野川では大粒のヤマトシジミが採れ、毎年7月から9月上旬にシジミ漁が行われている。

 海水と真水が混ざる汽水域で育つヤマトシジミは近年、河口堰(せき)の設置などで全国的に河口での漁獲量が減っている。一方、阿賀野川漁業協同組合連合...

残り198文字(全文:498文字)