さんしん地域経済研究所(新潟県三条市旭町2)は、7月の三条・燕地区産業経済動向をまとめた。値上げの効果で売上高増減DIは前月に続きプラス圏内だった。ただ業種別では前年比マイナスが増えた。新商品も量産化には至っておらず、人件費と燃料費を加味しつつ、収益性を確保することが課題となっている。

 金物卸は、在庫過多。仕入れ調整により受注に対応できない場面もあった。金属加工は、アウトドア、住設、農業関連が低調だった。利器工匠具は、海外向けの好調や値上げ効果で売上高を伸ばす企業が多かった。

 プラスチック製品は、価格転嫁で売上高が増加傾向。金型は、全体的に振るわない。金属洋食器は、値上げで販売数が減少するな...

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