新潟の風土感じさせる

 今夏の東京は、異常気象で厳しい暑さが続きましたが、「芸術の秋は二科展から」と言われる第108回二科展が9月4〜16日、六本木の国立新美術館で開催されました。海外からの来館者も多く、老若男女、心地よい空間に連日にぎわいを見せ、約7万3千人の入場者を数え盛会裏に終了いたしました。

 公益社団法人二科会は全国に支部組織があり、研究と研さんを積み重ねております。今回の二科展では絵画・彫刻合わせて展示者数1130名、展示点数1280点。そのうち、新潟県出品の展示者数30名、展示点数は33点でした。その中で絵画部の星野敦郎が会員賞を受賞し、彫刻部の丸山恵美が会友賞を受賞。絵画部の高橋順男、安部九里香、番場...

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