光源部と投射部を分離し、小型化を実現した「光源分離型小型レーザープロジェクター」
光源部と投射部を分離し、小型化を実現した「光源分離型小型レーザープロジェクター」
日本精機が開発した「高視認性LEDプロジェクター」(右)と、道路上に矢印を投影したイメージ

 車載計器製造の日本精機(新潟県長岡市)が新たな市場開拓に向け、インフラや建設業向けの新規商材開発に取り組んでいる。車載機器の開発で培った技術を活用し、視認性の高い発光ダイオード(LED)と、レーザーを搭載した二つのプロジェクターを製作した。高速道路向けの展示会で開発品を紹介するなど、道路事業者や保安部品メーカー向けに提案を進める。

 同社はメーターやヘッドアップディスプレー(HUD)などを国内外の自動車・オートバイメーカーに提供する。2026年度まで3カ年の中期経営計画では、事業戦略の一つに新規顧客や新規商材開発を掲げる。新たな市場開拓で、道路などインフラ業界向けの製品開発に着手した。

 LED...

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