新米コシヒカリを買い求める人々=9月11日、新潟市東区
新米コシヒカリを買い求める人々=9月11日、新潟市東区

 農林水産省は、出荷団体と卸売業者が売買する際の価格を示す「相対取引価格」で、2024年産米の9月の全銘柄平均が玄米60キロ当たり2万2700円だったと発表した。データの発表元が異なる1993年に「平成の米騒動」で年平均2万3607円を付けて以来、31年ぶりの高値。昨夏の猛暑で23年産米が品薄となった影響で、前年同月と比べると48%(7409円)上昇した。新潟県産の一般コシヒカリは前年同月比23%上昇の2万858円だった。

 総務省が10月18日発表した9月の全国消費者物価指数で、コメ類は前年同月比44・7%上昇し、伸び率は49年ぶりの大きさだった。コメの店頭価格は高止まりする公算が大きい。

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