インターウィンドウが発売したアルファ化玄米全粒粉「うおぬま小町 雅」。(左から)1キロと300グラム
インターウィンドウが発売したアルファ化玄米全粒粉「うおぬま小町 雅」。(左から)1キロと300グラム

 米粉など製造販売の「インターウィンドウ」(新潟県南魚沼市坂戸)は、南魚沼産コシヒカリを原料にしたアルファ化玄米全粒粉「うおぬま小町 雅」を発売した。玄米をアルファ化(糊化(こか))したことで、飲み込むことが難しい人への嚥下(えんげ)食や離乳食への活用が期待できる。インターウィンドウによると、アルファ化した玄米米粉は珍しいという。

 一般的に米粉は、コメを水に漬けて砕けやすくしてから粉にする。ただ、一度水を吸ったコメなので保水力は落ち、加工すると時間の経過とともにパサパサ感が増していく。

 一方、インターウィンドウの米粉は、瞬間的に加熱製粉することで保水力や栄養価、うま味を維持しており、しっとり感が長持ちするという。

 コメの栄養のほとんどは米ぬかに含まれていることから、玄米の栄養価は高いとされるが、消化しにくいため、よくかまないと栄養は吸収されない。しかし、...

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