展示会で販売されたホイッスル機能を備えたアクセサリー「レスぴー」=村上市大町
展示会で販売されたホイッスル機能を備えたアクセサリー「レスぴー」=村上市大町
防災ホイッスルとして使える村上木彫堆朱のアクセサリー「レスぴー」

 新潟県村上市の村上木彫堆朱(ついしゅ)の女性職人グループ「華からくさの会」は、防災ホイッスルとして使える堆朱のアクセサリー「レスぴー」を考案した。会としては初めての企画製品。2024年1月に、同じ漆器産地の能登半島を襲った地震が開発の契機となった。

 華からくさの会には、女性の彫り師と塗り師6人が参加している。能登半島地震では、多くの人が建物の下敷きになった。助けを呼ぶ笛を普段から身につけてもらうため、ペンダントにすることを思いついた。

 レスぴーは長さ8センチ前後。図柄や色は職人ごとにさまざま。キクやツバキなどの花や直線の組み合わせなどをあしらった。

 10月中旬に市内で行った会による展示会で、...

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