ヒット銘柄「F40」をかめに入れた、数量限定品「F40KAME」をPRするマスカガミの中野寿夫社長=加茂市若宮町1
ヒット銘柄「F40」をかめに入れた、数量限定品「F40KAME」をPRするマスカガミの中野寿夫社長=加茂市若宮町1

 アルファベットと数字で酒の種類・品質を示したシリーズなど、遊び心あふれる品で注目を集めてきた日本酒製造のマスカガミ(新潟県加茂市若宮町1)が、シリーズ原点となった「F40」の販売10年目を記念し、数量限定品を発売した。900ミリリットルをガラスのかめに詰めた「F40KAME(エフヨンマルカメ)」。顧客への感謝を形にするとともに、ヒット商品を融合させた逸品で蔵元としての認知度を高め、ファン拡大を狙う。

 マスカガミは1892年に創業し、中野寿夫社長(61)で5代目。代表銘柄は「萬寿鏡(ますかがみ)」で、淡麗でうま味のある酒造りにこだわってきた。

 F40のFは「普通酒」の頭文字、40は精米歩合(%...

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